市政の動き-議会報告

【22.08.27】NO、2142コロナ第7波で職員の感染が急増 救急隊員の定期的検査の実施

感染拡大のなか、搬送困難事例も増大 消防本部に太陽光発電設備の設置を

   衣浦東部広域連合(消防)議会は8月24日、刈谷市役所で令和4年第2回定例会を開催しました。広域連合議会の議員は、碧南市3名、刈谷4名、安城市5名、知立市3名、高浜市2名の計17名です。定例会の一般質問には、知立市選出の日本共産党佐藤おさむ議員を含め4名が質問しました。佐藤議員の一般質問のテーマは、➀新型コロナ対策について、②救急業務について、③地球温暖化対策についてです。以下、概要についてお知らせします。

感染対策で「仮眠室 の完全個室化めざす」

   コロナ感染症は6月半ばからの急速な感染拡大となり、一向に収束の兆しがみられません。衣浦東部広域連合(以下広域連合)管内の感染者数は累計で8万人に迫る勢いです。広域連合は、圏域住民の命と健康を守るインフラであり、広域連合における感染防止対策は待ったなしの課題です。
 消防庁は、感染症流行時にも適切に業務が継続されるよう救急業務に従事する救急隊員等が使用する消防本部・署・分署の仮眠室等の個室化を推奨しています。佐藤議員は消防庁の方針を示し、仮眠室の個室化を提案。当局は、「仮眠室の完全個室化をすすめている。完全ではない知立署の20室、碧南署の18室を令和5年度設計、令和7年度に工事を行う」と答弁しました。

当局は、「定期的検査は現実的ではない」と拒否

 広域連合におけるコロナ感染者数について質問、当局は、「今年に入り97人が感染し、内、7月から今日まで66人が感染」と答弁。まさに第7波で職員の感染が急増しています。
職員に発熱等の症状がでた場合の対応はとの問いに、「自宅に帰す。着衣の廃棄及び施設内の消毒」と答弁するも、広域連合としての検査について言及せず。職員の感染者急増の今、抗原検査キッドを活用した定期的な検査を実施し、感染拡大を防止すべきと提案。当局は、「定期的検査は現実的ではない」と拒否しました。これでいいのでしょうか。

救急搬送困難事例が増大 病院のひっ迫状況が深刻

 第7波の感染拡大で全国的に救急の搬送困難事例が増え深刻な実態です。搬送困難事例は病院への受入照会4回以上で搬送時間が30分以上の場合と定義しています。圏域における救急搬送困難事例はとの質問に、当局は「救急搬送は、令和4年1月から8月19日まで9484件あり、搬送困難事例は84件」と答弁しました。令和3年度の10件以下に比べ大幅増であり、病院のひっ迫状況が深刻であることが伺われます。

消防本部等に太陽光発電設置提案を拒否するとは

   広域連合の地球温暖化実行計画(第2期)は、基準年を平成28年度とし、平成30年から令和4年度の5年間です。CO2排出の少ない電力を購入するなど、基準年比で10・77%のCO2を削減したとしています。
佐藤議員は次期計画で、更なる削減目指し、消防本部・各署等に太陽光発電設備の設置を提案。当局は、費用がかかると設置を拒否しました。

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)