市政の動き−議会報告
【15.06.12】《６月議会：一般質問》高齢者が安心して暮せる知立市に：不安がいっぱいの日常生活
急速に進む高齢化への対策を！福祉施策の充実は待ったなし。
議会における議員の一般質問は、市民のみなさんの意見、要望をしっかり市政に届け、改善を提案していく重要な機会です。日本共産党は６月議会で、急速に進む高齢化への対策として福祉施策の充実を求めました。緊急通報装置の設置、宅配給食の充実、75歳以上ミニバス無料化について質しました。
緊急通報装置の設置・・もっと多くの人に
緊急通報装置は、体調不良などの異変があった時、ボタンをおすだけで、関係機関に通報でき、必要な救急対応がなされる装置・システムです。高齢者にとって、いざという時に頼りになるものです。入浴中に倒れ、とっさにペンダント式の緊急通報装置のボタンを押し、救助さてた人など、助かった事例をよく聞きます。
対象者は��65歳以上1人暮らし、�⊂磴�い者と同居、�Ｍ弉雜酣�定をうけている人で日中・夜間1人で過ごす場合です。問題は介護認定を受けていなくても虚弱な高齢者のなかには日中・夜間１人で過ごす場合も多く対象にすべきです。
同居の場合は設置されず日中・夜間、１人で過ごす人は、いざという時の対応が遅れ、死亡するケースもあるからです。 日本共産党は、「設置を申し込み、対象外となった方で、急に倒れ亡くなった高齢者」の例を紹介し、対象者拡大を強く求めました。市は「個別の事情をよく聞き対応したい」と答弁しました。
宅配給食の充実を！
知立市の宅配給食サービスは、65歳以上で介護予防が必要な人などを対象に、通常食や治療食を、自宅に安否確認を兼ね最大週７日間届けるものです。1食の自己負担額は３００円です。利用している人のほとんどは年金生活者で、３００円とはいえ、負担に思う高齢者が増えているのが実態です。
日本共産党は、「年金が大幅に引き下げられるなか、介護保険料、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料など負担が大幅に増えています。臨時の出費は預貯金の取り崩しで何とかやっているのが実情です。「利用者負担の軽減」「治療のための食事は補助を増やすべき」と提案しました。
市は「財政的負担が大きい」と答弁しました
75歳以上高齢者のミニバス無料化を！
日本共産党は、「警視庁は、高齢者の交通死亡事故の4割が認知機能の低下している人と発表している。免許返納者は４年間無料ですが期限付きです。しかし免許の無い人は対象外で矛盾している。 75歳以上高齢者は例外なく無料にすべきではないかと要求しました。「無料化で高齢者の外出が増え、結果として介護予防になるのでは」と提案。しかし業者に支払う負担金は市の持ち出しとなるためこれ以上の負担は無理と答弁しました。
